こんにちは!カレッジノート(@collegenoteinfo)です!
就職活動を前に、
などと悩む人も多いでしょう。
Fラン大学と呼ばれる大学にいる人の就職状況はどうなのでしょうか。
今回はFラン大学の就職について、紹介していきます。
1.そもそもFラン大学とは
そもそもFラン大学とは、どのような大学のことを指すのでしょうか。
そもそもは予備校大手の河合塾が名付けたものだとされています。
大学入試に向けた偏差値ランキングを作成した際に、Fランク(=偏差値をつけられない大学)という意味で用いたと言われています。
それが意味を変えて、ランクの低い大学という意味で用いられるようになったようです。
2.Fラン大学生が就職できない理由
ここまで、Fラン大学の由来と意味について確認しました。
次は、Fラン大学生が就職できない理由を紹介します。
- 学歴の壁
- 進路について考えていない
- 自己理解が足りない
- そもそも就活をしていない
など、さまざまな理由があるようです。
2.1 学歴の壁
まず大きいのが、学歴の壁です。
日本労働組合総連合会が2019年に行った調査によると、就職活動で学歴フィルターを感じたことがある人は、46.4%になるということです。
ここでいう学歴フィルターとは、
「応募者を出身学校名によって振り分け、採用選考の対象とするかどうか決めること」
とされています。
調査した大学生全体が学歴フィルターを感じているとしたら、Fラン大学に在学中の大学生も、学歴の壁について悩んでいることになるでしょう。
実際に企業が学歴に関係なく採用していると言っていたとしても、出身大学に偏りがある場合も多いようです。
そのため、Fラン大学生は、学歴の壁を感じることもあるでしょう。
2.2 進路について考えてない
また、進路について考えていないということも挙げられます。
「なんとなくこの企業がいい」「特にやりたいこともないから、大手を受けてみよう」など、進路について深く考えていないこともあるようです。
自分の将来やりたいことや、就職したい業界、なぜその企業がいいのかを充分に考えられていないこともあるでしょう。
就職活動では、その企業にどうして入りたいか、なぜその業界なのかを自分のことばではっきりと伝えられることが大切です。
進路について考えられていない場合には、なかなか選考を通らず、就職が難しくなるでしょう。
2.3 自己理解が足りない
自己理解が足りないということも挙げられます。
就職活動でいう自己理解とは、どのようなことを指すでしょうか。
まず、自分の能力や適性を知ることです。
自分がどのような業界に向いているのか、どのような職種に向いているのかを充分に考えられていない場合があるでしょう。
そのような場合には、自分に向かない業界を受けてしまったり、自分に合わない職種を受けてしまう可能性が高くなります。
自分と合わない企業を受けてしまったら強みが発揮しきれません。
そのため、選考が思うように進まないこともあるでしょう。
自己理解が足りないと、就職が難しくなりますね。
2.4 そもそも就活してない
そもそも就活をしていないということも挙げられます。
さまざまな理由を考えてしまい、なかなか行動に移すことができていない場合があります。
合同説明会に参加をする予定だった場合にも、「やっぱり次回でいいや」と後回しにしてしまっていることはないでしょうか。
また、合同説明会に行ってもなんとなく企業ブースを回るだけで、選考に結びついていない場合もあるでしょう。
このような場合だと、就職活動ができているとは言えませんね。
就活は説明会に参加をして、エントリーシートを出すことで初めてはじまります。
そのスタートラインに立つのが出遅れたり、なかなか行動に移せないと就職するのが難しいでしょう。
3.Fラン大学生が就職するためにすべきこと
ここまで、Fラン大学生が就職できない理由について紹介してきました。
心当たりのある人もいたのではないでしょうか。
心当たりのある人はどのように就職に向けて準備をする必要があるでしょうか。
- きちんと自己分析をする
- 業界・企業分析をする
- 面接で受け答えができるようにする
今回は就職するためにすべきことを3つを紹介します。
3.1 きちんと自己分析をする
まず、きちんと自己分析をするということが挙げられます。
自己分析とは、自分を知ることです。
自分を知ることで、自分のやりたいことや自分に合う仕事がわかるようになってくるでしょう。
自己分析の方法としては、
- 大学時代の経験を振り返る
- 自分の興味のあることを考える
- 自分の能力(できること)について考える
ことがあるでしょう。
3.1.1 大学時代の経験を振り返る
大学時代の経験を振り返るのは、大切なことです。
アルバイトやサークル、研究などでさまざまな経験をしていると思います。
全然思い浮かばない人は、1年生から何をしていたか時系列順にで書き出してみるといいと思います。
実際に書き出してみると、思い出すことも多いでしょう。
書き出すことができたら、その経験が自分の何を成長させたかを考えるといいでしょう。
例えば、アルバイトの経験でバイトリーダーをしたという経験があるとします。
バイトリーダーではどのような経験をしたでしょうか。
できるだけ具体的に考えます。
バイトの人がスムーズに仕事ができるように指示を出したり、なにか問題があったときには社員に引き継ぐまで責任をとるという経験をしたことがあるとします。
その経験からどんなことを学び、自分がどう成長したでしょうか。
大学時代の大きな経験をいくつか選び、このようにまとめていくと、自分への理解が深まります。
3.1.2 自分の興味があることを考える
自分の興味があることを考えることも大切です。
業界選びや職種選びに役立つことがあります。
例えば、人と話すのが好きという人は営業や受付、接客業が向いていますね。
人と話すのは得意ではないけれど、大学でしている研究が好きという場合には、研究職が向いているかもしれません。
このように、自分の興味と業界や職種を照らし合わせていくと、やりたいことが見えてくるでしょう。
3.1.3 自分の能力について考える
自分の能力について考えることも大切なことです。
例えば、自分の興味のある業界では英語が必須だとします。
就職活動開始時点までに英語の勉強にほとんど取り組んだことがないという場合には、その業界に就職するのは難しいですよね。
このように、自分の進みたい業界と自分の能力を照らし合わせることも大切です。
もちろん、意欲があれば入社後に英語の能力を身につければ良いという企業もあるかもしれません。
しかし、そのような企業はそう多くありません。
その業界にこだわらず、他の業界も視野にいれて就職活動に取り組むと良いでしょう。
このように、きちんと自己分析を行うことが大切です。
3.2 業界・企業分析をする
自己分析のほかにも、業界・企業分析をする必要があります。
業界分析と企業分析に分けて紹介していきます。
3.2.1 業界分析
業界分析とは、自分の就職したい業界を調べて分析することです。
また、業界の全体像を捉えることにもつながります。
業界分析には、大学の就職活動セミナーでもらう資料や、インターネット、書籍を参考しながら進めるとよいでしょう。
インターネットでは、リクナビやマイナビなどの大手就活情報サイトを活用するといいですね。
また、書籍では日経新聞の「業界地図」や、東洋経済新報社の「就職四季報」を参考にするとよいでしょう。
自分の業界とが、日本の業界全体のどの立ち位置にいるのかがわかると、企業選びの参考になるでしょう。
3.2.2 企業分析
業界分析が終わったら、企業の分析も行うことが大切です。
なぜその企業に行きたいのか、同じ業界のなかでもなぜその企業を選んだのかを面接では問われます。
その理由が答えられるように、企業研究を進めていきましょう。
企業分析では、企業の理念などの基本情報を集めたり、企業のキャリアパスや採用情報などについても調べます。
調べる手段としては、企業のウェブサイトやパンフレットなどがありますね。
また、同じ業界の他社と比較したときの違いについても比較すると良いと思います。
ここまでを終えたら、自分とその企業のマッチング具合も確認すると良いでしょう。
その企業の良い点・悪い点を書き出していくと、マッチング度合いがわかるようになってきます。
以上が、業界分析と企業分析についてです。
3.3 面接で受け答えできるようにする
自己分析や業界・企業分析が終わったら、面接での受け答えをできるようにしていくことが必要です。
自分の頭の中で考えることができたとしても、それが面接の場で上手く答えられるとは限りません。
うまく答えられないと、いくら考えをもっていても伝わりませんね。
そのため、面接の練習が必要です。
面接の練習は、キャリアセンターやOB・OGに相談したり、親兄弟にお願いしても良いでしょう。
また、面接の様子は動画で撮影しておくとよいでしょう。
面接している自分を客観視することで、次への改善点が思い浮かぶことでしょう。
もちろん、面接官役の人にフィードバックをもらうことも大切です。
面接は場数をふまないと上達しないので、いろいろな人に練習をしてもらうとよいでしょう。
まとめ
今回は、Fラン大学の就職について紹介しました。
Fラン大学だからといって、就職できないということはありません。
就職活動への戦略が十分に練れていないという場合もあります。
この記事が就職活動に悩んでいる方や、これから就職活動で不安な方の参考になれば幸いです。