こんにちは!カレッジノート(@collegenoteinfo)です!
就職したくないと考える大学生が増えています。
彼らはなぜ就職したくないのでしょうか?
インターネットが普及した現在、ふとSNSを見ると、さまざまな働き方で生計を立てている人たちが目に入ります。
就職せずに生活できるなら、
と考えてしまうのは、大学生でなくても当たり前です。
今回は、大学生が就職したくない理由や、就職しないならどのような進路を行くことになるのか、などについて紹介したいと思います。
1.就職したくない大学生の3つの理由
ほとんどの大学生は入学してから卒業までに、一度くらいは就職について考えたことがあるでしょう。
就活の準備が始まる3回生の後半ごろには、就職がより現実的に感じられるはずです。
そんな中、就職したくないと考える大学生が増えています。
実際、就職したくないと考えている大学生はどんな理由でそう思うのでしょうか。
大まかに分類すると以下の3点が主な理由のようです。
- 働きたくないから
- 就活自体に疲れた
- やりたいことがない
では、これらの理由について詳しくみていきましょう。
1.1 働きたくないから
時間に自由がきく状態を維持したいという大学生は、働きたくないと考えてしまいます。
働くということは、必ず自分の時間を制限されてしまいます。
自分が就職して働いている姿は想像しかできないので、就職後は自分の時間が持てなくなると悲観してしまうのも無理はありません。
また、大学生活中のアルバイト経験で、消耗していると感じてしまうと働く意義を持ちづらくなってしまいます。
就職すること自体に疑問を感じ、かといって何かするわけでもなく、ただ気持ちだけ、
と思ってしまう人もたくさんいます。
1.2 就活自体に疲れた
就活疲れが働く意欲を失わせ、そのまま働きたくないという気持ちにさせてしまうのも原因の一つです。
慣れないスーツを着て自分をアピールしなくてはならない就活は、大学生活とはまったく違ってとても疲れます。
さらに就活で不採用が続くと、自分の存在を否定されている気がして気分も落ち込むものです。
こんなことが続くと、ここまでして就職するべきなのかと悩んでしまい、働きたくないという気持ちになってしまうのです。
1.3 やりたいことがない
大学でよほど専門的で仕事につながる勉強をしていない限りは、なかなか仕事としてやりたいことは見つけにくいのが現実です。
いざ就職しようと思っても、何かやりたいことがないと就職に対する意欲も湧きにくいです。
就活の時に、興味のない業種の面接で志望動機をうまく見つけられず、就職に拒否感を持つかもしれません。
やりたくないことは続かない、でもやりたいこともないから働きたくないのです。
2.就職したくない大学生の進路
大学を卒業してしまえば学生という肩書きはなくなり、職業名が肩書きの役割を果たします。
就職したくなくてもそれは同じです。
では就職したくない大学生は、卒業後にどんな進路を選ぶ、または選ばざるを得ないのでしょうか。
ほとんどが、次のいずれかに進んでいくことになります。
- フリーター
- 無職
- 起業
- フリーランス
- 留学
これらの進路について詳しく紹介していきます。
2.1 フリーター
アルバイトやパートは採用されるハードルが正社員に比べて低いので、厳しい就活からは解放されます。
また、正社員にくらべて重い責任を負わされることも少なく、休みの取りやすさや転職も比較的容易なことがフリーターのいいところです。
しかし、正社員にくらべて勤務先での福利厚生が手薄で、正社員のように賞与などがないため、賃金にも格差があります。
このようにフリーターであることも一長一短です。
2.2 無職(ニート)
大学を卒業しただけで、特に進路を決めていないと無職になってしまいます。
いままで以上に時間が自由になりますが、収入がゼロの状態で自分で生活することはよほどの貯金でもない限りできません。
これから進路を決める猶予期間として一定期間の無職はあり得るかもしれませんが、できる限り避けた方がいいでしょう。
2.3 起業
やりたいことがすでにビジネスプランとしてあるから、就職ではなく起業を選びたいという大学生もいるでしょう。
起業は誰かと同じことを同じようにしているようでは成功しません。
同じ業種でも、いかに個性を出して選ばれていく商品やサービスを作っていくかという発想が必要になります。
起業するためには、資金などの事前準備も必要ですし、すぐに成果が出ない場合に自分の生活を乗り切る手段も考えておかなければなりません。
就職するよりもハードルが高い、起業の道へ進むならしっかりと計画や準備を行いましょう。
2.4 フリーランス
大学在学中にで習得した資格や技術を、企業に属さずフリーランスとして生かしていきたい大学生はフリーランスの道に進むことになります。
世の中のIT化でフリーランスとして活躍する場が広がりつつあり、確かな技術があれば身を立てることも可能でしょう。
自由を制限されることを嫌ってフリーランスを目指すなら、仕事時間を自分で決めることができ、時間に縛られることも少ないフリーランスは適していると言えます。
しかし縛られない分、自分を律することができる自己管理力が必要です。
2.5 留学
これからまた留学して学び続けることで、その先にある目標を目指す学生もいます。
日本はこれからグローバル化がより一層進んでいきます。
語学力は常に求められているスキルですし、海外で学ぶことで視野が広がるいい機会になるでしょう。
留学で得られる将来の可能性は、大学卒業時点よりも確実に広がります。
しかし、まだ学業を続けていくということは、自分で収入を得ることは難しいでしょう。
留学を目指すなら、事前にしっかり計画を立てておきましょう。
3.就職したくない大学生がやるべきこと
では就職しなくても済むようにするためには、どうすれば良いのでしょうか。
ただ就職したくないだけでだらだらしているようであれば、無職になってしまう可能性が高いです。
就職したくないと真剣に考えるなら、卒業までに事前準備をしっかりおこないましょう。
事前準備としてやっておくべきことは、大まかに以下の3点になります。
- 他の進路を考える
- 収入になるスキルを身につける
- 生活コストを下げる
これらのことを詳しくみていきましょう。
3.1 他の進路を考える
就職という進路を取らないなら、自分は何をしたいのかどんな風に生きていきたいのかを改めて真剣に考えましょう。
就職したくない理由をなんとなくでは終わらせずに、突き詰めて考えると必ず自分の気持ちが見えてくるはずです。
たった一度の人生ですから、後悔のないように今のことだけでなく将来を見据えた計画を立ててみて下さい。
そして、しっかり考え抜いて進路を選んだなら迷いは捨ててしまいましょう。
3.2 収入になるスキルを身につける
就職という形でなくとも収入を得ることができるスキルを身につけていれば、フリーランスや起業という形で収入を得ていくことができるでしょう。
また、一度は選んだ進路を進んでみて、やっぱり就職しようと考えた時にも、スキルがあれば就職にも結びつけやすいです。
収入になるスキルは、必ずあなたを助けてくれます。
いま選んだ進路と関係なくても保険と思って習得しておくことをおすすめします。
3.3 生活コストを下げる
就職しないということは、収入は自分で稼ぐ必要があります。
生活コストをそのままに、新しい生活を始めるのは危険です。
生活コストを下げるために、一度自分のお金の使い方を見直してみましょう。
家計簿をつけて、無駄なお金を減らし、1ヶ月に必要なお金を減らす意識が重要です。
就職した人たちよりもいい暮らしはできないですが、その分自由な時間が得られることを考えて実行していきましょう。
また、自分の持ち物を見直して断捨離をすることで、無駄な買い物を抑えることができます。
大学卒業までの期間で、節約を心がけて生活してみて下さい。
まとめ
今回、大学生が就職したくないと思う理由や、その場合の進路、事前準備などについて紹介しました。
価値観の多様化、職業の多様化で、就職したくないと考える大学生が増え、また就職しなくても生活できる選択肢も増えています。
しかし、自由な時間が欲しくて、就活がいやで、やりたいことがなくて就職したくないのなら努力が必要です。
怠け心だけで就職しないという進路を取るのは難しいのです。
就職したくないという自分の気持ちと向き合って、事前準備をしっかり行ってから進路を選びましょう。