こんにちは!カレッジノート(@collegenoteinfo)です!
大学生に入学した人の中には、
と、仮面浪人を選択するする人がいます。
仮面浪人をすると決めたものの、休学して勉強に専念すべきなのか、休学せずに大学の講義も受けるべきなのか、仮面浪人を決めた人の中にもいろんな選択肢があります。
今回は、そんな仮面浪人の休学についてまとめました。
・仮面浪人して休学を考えている大学生
1.仮面浪人で休学する理由
仮面浪人生は大きく分けると、休学する人としない人に分かれます。
大学生になったのにすぐに休学している人がいれば、仮面浪人かもしれません。
なぜ仮面浪人生の中には休学する人がいるのか、それには仮面浪人ならではの理由があります。
1.1 今の大学の勉強に手がつかない
仮面浪人は実質的には浪人生と変わりないため、センター試験対策や赤本など、大学受験用の勉強をしなければなりません。
しかし、現役の大学生と同じく大学の勉強もしなければなりません。
入学できた大学の講義プラス受験勉強となると、結局どちらも中途半端になりかねないというリスクがあります。
中途半端に通うのももったいないですし、受験勉強がおろそかになっては仮面浪人の意味がありません。
どちらも大事にするために、休学という選択を取る場合もあるでしょう。
1.2 直前だけは集中して勉強したい
一年でなく半期だけ講義を履修しないでおいたり、半年間の休学をすることもあります。
とくに後期の半年は受験において大事な時期ですので、受験シーズンだけは集中して受験勉強に取り組みたいという学生も中にはいます。
そういった人は後期だけ休学を選び、受験勉強の時間に当てることがあります。
2.仮面浪人で休学するメリット
仮面浪人で休学したい場合には、親の援助が必須となります。
しかし、入学金や休学中の授業料を支払ってでも仮面浪人で休学するのにはメリットがあります。
2.1 大学生のという肩書きがある
高校卒業後、進学が決まらず就職もしていないとなると、肩書きは無職となります。
そのために社会的な信用が得られないことも多くあります。
一方、仮面浪人生は肩書きとしては学生となり学生証も交付されます。
休学していても籍があれば学生ですから、携帯電話のプランをはじめ、さまざまな場面で学生向けのサービスを得られるなどお得なことが多くあります。
社会的信用の面でも一般の学生と同じ扱いになることは大きなメリットです。
また、履歴書を書く際にも空白がなく、浪人したという事実も表向きには残りません。
2.2 落ちても大学生
仮面浪人で再受験した結果、たとえ落ちてしまっても、大学生という身分には変わりありません。
大学時代に休学する学生は、浪人以外の理由でも多数いるため、一年の休学がのちのちに響くということもほとんどないでしょう。
何年、仮面浪人をするかは人それぞれですが、受験がダメでも大学生としての生活が待っているため安心して受験に臨めます。
2.3 勉強に集中できる
仮面浪人生の中には休学しない選択をする人もいます。
その場合は入学した大学の単位を履修しつつ、並行して受験勉強を進めます。
バイトやサークルをしていないにしても、大学の登下校、講義の時間を考えると、休学している仮面浪人生と比べると受験勉強に割く時間がかなり少なくなります。
休学することの最大のメリットは、仮面浪人でも受験勉強に集中できることです。
3.仮面浪人で休学するデメリット
休学を選ばない仮面浪人生もいると述べましたが、それには休学するデメリットもあるからです。
メリットとデメリットを比較することで、どちらを選ぶのがより自分にとって良い選択かを評価できます。
3.1 休学している分の単位が取れない
当然ですが、休学中には講義を履修できないため、単位取得が不可能となります。
万が一、受験に失敗してしまい、入学した大学に通うことになった場合、単位が取れていない状態からのリスタートとなってしまいます。
休学せずに仮面浪人をする人もいるため、落ちた場合には差が開いてしまう覚悟が必要です。
3.2 結局浪人してるのと一緒
休学中の仮面浪人生の生活はほとんど浪人生と変わりません。
自宅もしくは予備校に通い、ひたすら受験勉強に勤しみます。
浪人生との違いは、入学した大学に籍があることと、入学金や授業料を払っているにもかかわらず通っていないことです。
親への負担や、奨学金を借りている場合には将来の自分への金銭的負担が増す、というデメリットがあります。
3.3 落ちて残留する場合はほぼ留年
仮面浪人した結果が不合格となった場合、休学していると留年する可能性が非常に高くなります。
半年だけの休学では、うまく履修していれば進級に必要な単位を取り終えており、留年にならずに済むこともあります。
また、留年したとしても履歴書に書くのは入学年と卒業年だけですので、休学なのか留年なのかなど、詳細は話さなければわかりません。
しかし、大学に通い始めたときから留年している、というのは精神的な落ち込みを助長させることが多々あります。
4.仮面浪人で休学するタイミング
仮面浪人で休学するのにはさまざまなメリット・デメリットがあると分かりました。
それらを踏まえて、仮面浪人で休学するのにおすすめできるタイミングをご紹介します。
4.1 秋以降の勉強集中
休学のデメリットは、入学した大学の単位取得ができず、受験に失敗した場合に留年となってしまうことが主なものでした。
そのデメリットを防ぐために、春夏の間に進級に必要な科目を履修しておいたり、いくらかの単位を取っておくといいでしょう。
夏休みが明けてからの半年を休学期間にあて、受験シーズンに向けて集中して受験勉強することができます。
現役生の頃から受験勉強を続けているため中だるみになりそうという場合にも、あえて春夏は大学に通い、秋冬で受験モードに切り替えるという手が有効です。
4.2 最初から休学
一年で必ず結果を出す、と決めている仮面浪人生は、入学が決まってすぐに一年間の休学を申し出るといいでしょう。
前年からの緊張がきちんと続いている場合には、大学に通うことで集中が途切れてしまう可能性もあります。
自分でペース配分を考えて勉強でき、かつ精神力が続く見込みがあると判断できれば、最初から休学するのも一つの手です。
休学のデメリットもありますが、志望校に合格するのだという強い意志がなくては受験はできません。
落ちたときのことを考えて予防線を張っているような余裕がある受験生はほとんどいないでしょう。
落ちた場合のリスクを考えるより、とにかく勉強がしたいという仮面浪人生は、最初から休学することをおすすめします。
5.仮面浪人は休学をした方がいいのか?
仮面浪人の休学について、メリット・デメリットや休学するタイミングを考えてきましたが、休学すればいいか決めかねているという学生も多数いると思います。
結局のところ休学すべきなのかどうか、判断基準となる視点を押さえておきましょう。
5.1 結局普通に浪人してるのと大差ない
仮面浪人していて休学するのであれば、生活面では浪人生とほとんど違いがありません。
せっかく入学したのだから、大学生として生活しつつ受験勉強もしたいという学生であれば、休学しない道を選ぶといいでしょう。
5.2 大学生という肩書きの恩恵を受けられる
勉強に専念したいが浪人生にはなりたくない、という人は仮面浪人生になることを選び、かつ休学することをおすすめします。
とくに難関大学を志望している場合には受かるという確信が持てず、落ちた場合の保険として今の大学をキープしておくと安心感が違います。
5.3 休学するかしないかは勉強時間による
仮面浪人は受験勉強をしていること以外はほかの大学生と差がありません。
受験勉強により時間を使いたいと感じる学生は休学を選ぶべきでしょうし、大学生活と受験勉強を両立させたい学生は休学しない選択をしましょう。
つまるところ、受験勉強にどれだけの時間をあてたいかが、究極の選択基準となります。
まとめ
以上、仮面浪人の休学事情についてまとめました。
入学後も受験勉強を続ける仮面浪人は、休学すべきかどうか、悩みどころだと思います。
自分にとって最善の選択することで勉強しやすい環境を作り、志望校合格を目指してください。