大学を中退した人が公務員になるには?注意点やメリットデメリットも

こんにちは!カレッジノート(@collegenoteinfo)です!

大学を中退した人の進路として公務員というものがあります。

この記事では、大学中退者が公務員になる方法や、公務員のメリットやデメリット、そして、実際に大学中退者が公務員になった時はどういったことが起こりうるのかを徹底解説していきます。

・大学中退した後に公務員になることを考えている人
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1.大学中退者は公務員になれる?

後輩男の子の質問
大学生
大学を中退して公務員になれるのか?

と、疑問を抱く方も少なくないのではないでしょうか。

実は大学を中退した人でも公務員になることができます。

1.1 公務員試験は誰でも受けれる

公務員は大学の卒業の有無に関係なく、公務員試験を受けて合格すればなることができます。

そして、この公務員試験の受験資格は年齢さえクリアしていれば受けることができますので、高卒・中卒・の人でも受験資格はあると言えるでしょう。

また、受験要領に「大卒程度」「高卒程度」と表記されることがありますが、これはテストのレベルを示しているだけなので、高卒の人が大卒程度のテストを受けることも可能です。

1.2 中退してから公務員になる人は多い

実際に、大学を中退した後に公務員になる人はたくさんいます。

一般企業のように「大卒以上」という肩書きが必要ではないので、大学を中退してもきちんとしたところで働きたいと思う人にとっては魅力的な仕事なのかもしれません。

2.公務員のメリットデメリット

ここでは、公務員という仕事についてのメリットとデメリットを紹介していきます。

2.1 公務員のメリット3選

まずは公務員のメリットについて3つ紹介いたします。

  1. 公務員のメリット①給与や雇用が安定している
  2. 公務員のメリット②福利厚生が充実している
  3. 公務員のメリット③社会的信頼が高い

公務員のメリット① 給与や雇用が安定している

1つの目の公務員のメリットは、給与や雇用が安定しているところです。

民間企業と異なり公務員は倒産というものがありませんから、定年まで安心して働くことができます。

また、景気に左右されづらく、給与が大幅に下がるといった状況にもなりませんから、安定したお給料を貰うことができるでしょう。

公務員のメリット② 福利厚生が充実している

福利厚生が充実しているところも、公務員の大きなメリットの1つです。

まず有給休暇ですが、民間企業の場合、入社半年後に10日ほどの有給休暇が与えられ、その後、勤続していけばその分だけ有給休暇の日数が伸びていくという企業がほとんどでしょう。しかし、公務員の場合は、1年目から20日の有給休暇が与えられます。

また、その他にも夏季休暇や育児休暇、妻の出産や男性の育児参加など、民間企業では考えられないほどの福利厚生を受けることができるのです。

公務員のメリット③ 社会的信頼が高い

続いての公務員のメリットは、社会的信頼が高いところです。

これは昔から言われていることで、特に女性の方は「結婚するなら公務員」と親から言われたことがあるかもしれません。

事実、女性が結婚したいと考える男性の職業ランキングでは、公務員が常に上位にあげられています。

これは前述したような安定性が要因と言え、それほど公務員は社会的信頼が高いのです。

2.2 公務員のデメリット3選

続いて、公務員のデメリットについて3つ紹介いたします。

  1. 公務員のデメリット①給与が上がりづらい
  2. 公務員のデメリット②仕事が単調になりやすい
  3. 公務員のデメリット③場合によっては激務

公務員のデメリット① 給与が上がりづらい

まず1つ目の公務員のデメリットは、給与が上がりづらいところです。

安定した給与を毎月貰える代わりに、民間企業のような個人の業績によって給与が上がる歩合制などはありません。

もちろん、定期的に給与は上がっていきますが、爆発的に上がるというようなことはないので注意が必要です。

公務員のデメリット② 仕事が単調になりやすい

仕事が単調になりやすい点も、公務員のデメリットかもしれません。

公務員の仕事はどうしても事務的な仕事内容が多くなり、毎日がルーティン化されてしまいます。

仕事に刺激を求めている人や、色々な仕事をしたいという人には、公務員の仕事は単調すぎて飽きてくることがあるかもしれません。

公務員のデメリット③ 場合によっては激務

公務員の仕事は単調になりがちだと前述しましたが、所属する部署や状況によっては、民間企業を凌ぐほどの激務になる場合もあります。

「公務員は楽で毎日定時で帰れる」というような理由で公務員になりたいという方も少なくはないでしょう。

しかし、蓋を開けてみたら思っていたのとは違って激務だった、ということもありえますから、「公務員は楽」という考えは捨てておいたほうがいいかもしれません。

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3.大学中退者が公務員になる方法

ここでは、大学中退者が実際に公務員になる方法を紹介していきます。

大学中退者は「高卒」の肩書きになってしまいますが、前述したように公務員試験に学歴は関係ありません。

試験の勉強や対策をしっかりと準備して試験を受けるようにしましょう。

  1. 公務員試験の勉強をする
  2. 面接時に中退の理由を説明できるようにする
  3. 試験を受ける

1つ1つ解説していきます。

3.1 公務員試験の勉強をする

まずは当たり前のことですが、公務員試験の勉強をきちんとすることです。

大学を中退したことで勉強をするという習慣を失いつつあるかもしれませんが、しっかりと自分と向き合って勉強を続けていきましょう。

また、アルバイトをしながら勉強をする人も少なくないでしょう。試験勉強の大敵は体調管理です。無理をして体調を崩してしまえば本末転倒なので、バイトはほどほどにしましょう。

一人で勉強をするのは骨が折れますし集中力も持続しにくいです。そんな方は予備校に通うのもいいかもしれません。同じような目標を持った仲間と切磋琢磨することで、自身のモチベーション維持に繋がります。

3.2 面接時に中退の理由を説明できるようにする

公務員試験には筆記試験の他にも面接試験があります。

ここ最近は、この面接試験に力を入れているところも多く、筆記は余裕なのに面接でいつも落とされるといった人も少なくありません。

特に大学中退者の方は、必ずと言っていいほど中退した理由を訊かれます。

中退した理由を答える際は、なるべく本当のことを言ったほうがいいでしょう。変に嘘をついてしまうと、バレたときに印象が悪くなります。

理由をしっかりと説明できれば、面接官にマイナスなイメージを与えることもないでしょう。

3.3 試験を受ける

勉強をして自信がついたらいよいよ受験です。受験日時や場所を調べて試験を受けに行きましょう。

これまで努力してきた自分を信じて試験に臨むことが大切です。変に力まずいつも通りの自分で試験当日を迎えましょう。

4.中退者の公務員は入った後が厳しい?

試験を突破して無事に公務員になれたとしても、それはゴールではありません。むしろ大学中退者が公務員になった時、思い描いていたものとは違って愕然とする可能性もあります。

ここでは、大学中退者が公務員になった際にありがちな注意点を3つ見ていきましょう。

  • 高卒扱いになり給料が低い
  • なかなか給料が上がらない
  • 古い学歴社会がまだある

1つ1つ解説していきます。

4.1 高卒扱いになり給料が低い

まず1つ目の注意点は、大学中退者は高卒扱いになるので給料が低いところです。

これは仕方のない部分ではありますが、公務員の給料は大卒か高卒かで初任給に大きな差がでてきます。

公務員だからといって大卒の人と同じ給料が貰えると思っていると、後で痛い目を見ることになるので注意が必要です。

4.2 なかなか給料が上がらない

続いても給料面の注意点で、中々給料が上がらないといったこともあげられます。

20代や30代といった若い時には実感しづらいですが、40代以降になると目に見えて実感することがあるでしょう。

それは昇給です。基本的に公務員というのは年功序列で、多くの職場や自治体が年齢によって地位やポジションが決まってきます。

そのため、高卒でもある程度の出世はできますが、やはり重役クラスとなると話は別です。

公務員の給料の上がり幅で一番期待できるのが出世ですが、大学中退者にとってはそれが大きな壁となってしまいます。

いくら高卒でやる気があり優秀な人でも、中々出世できないのが公務員の現実だと言えるでしょう。

4.3 古い学歴社会がまだある

前述した通り、公務員の世界でも自治体によっては学歴社会という風習が根強く残っています。

入る際に学歴があまり関係ないから公務員になったのに、という方にとっては酷な話かもしれません。

しかし、近年では公務員試験による合格水準が、学力より面接重視になってきているのも事実ですから、徐々に学歴を気にしない文化も根付き始めているところもあります。

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まとめ

紹介してきた通り、公務員になる条件はさほど難しくなく、大学中退者が公務員になるのは本人の努力次第です。

高卒の公務員もたくさんいますし、学歴を気にしないで働ける環境が増えてきていますので、安心して公務員を目指していきましょう。

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