【大学生の中退まとめ】中退率・中退の悩みから手順まで網羅

こんにちは!カレッジノート(@collegenoteinfo)です!

大学に入っても、様々な理由で大学の中退を考える学生もいます。

この記事では、大学の中退に関する疑問を全てまとめました。

詳細記事も用意してあるので、もっと知りたい人はそれぞれの項目から記事を見てください。

・中退を考えている大学生
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1.大学を中退するときの順序

大学を中退しようと思ったら、決断するまでにやるべき順序があります。

大学の中退は人生の大事な選択です。

落ち着いて考えてから、悔いのない選択をしましょう。

1.1 まずは理由の整理

大学に残るか、中退するかというのは、人生にとって非常に大きな選択となります。

自分の将来就きたい仕事ややりたいことと照らし合わせて、

  • 「どうして大学をやめたいと思ったのか」
  • 「どうしてやめる必要があるのか」

を慎重に考えるようにしましょう。

1.2 大学中退しても人生は終わらない

そして、中退をする際に知っておいて欲しいのが、「大学を中退しても人生は終わらない」ということです。

大学卒業がゴールではありません。大学を中退したとしても、まだまだ何十年という長い人生が残っています。

卒業というものに無理にこだわることなく、本当にやりたいことをやるようにしましょう。

1.3 親に相談する

自分の独断で決めてはいけません。大学の学費を払ってくれているのは皆さんの両親です。

自分の考えが本当に正しいのか知るためにも、絶対に親に相談するようにしましょう。

場合によっては、自分の考えを改めるきっかけになるかもしれません。

とはいえ、反対されたとしても自分の意志を曲げる必要はありません。最後にどうするか決めるのは自分自身です。

1.4 その後の進路を考える

大学を中退した後、どのようにして生計を立てていくのか、どんな資格を取ってどんな職業についていくのか、綿密な計画を練っておくようにしましょう。

実際に自分のしていることが無謀ではないかどうか、注意深く考えておかなければ、その後の人生で大きな失敗をする可能性が非常に高いです。

親や信頼できる友人に進路のことで相談するのもいいでしょう。

1.5 学校に中退の申請をする

大学の学生課で退学届を受け取り、提出します。

その後、大学側で審議がなされ、退学届が受理されれば、退学となります。

ここまで来てようやく中退が完了します。

2.実は多い!大学生の中退率

実は大学を中退する人は意外に多いです。

中退を選ぶ人は年間79,311人。

全体の大学生のうち2.65%もいるという文部科学省の調査結果もあります。

大学を中退する人は、身の周りに同じような境遇の人があまりおらず、どうしても疎外感を感じてしまうかもしれません。

しかし、悩んでいるのは決して自分だけではないのだということを、覚えておきましょう。

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3.中退する人の理由

大学を中退する人の理由は本当に様々です。

中退する理由に関しては、別の記事でまとめています。

この記事でも、いくつか紹介していきます。

3.1 経済的に行けなくなった

最も多いとされるのがこの理由です。

とりわけ私立大学では非常に授業料が高く、家庭の事情でどうしても通い続けることができなくなってしまう人が多いようです。

3.2 学業不振

大学での授業は高校までのものとは大きく異なり、そのギャップについていけなくなってしまった学生もいます。

3.3 進路変更

大学入学時とは違った方面に進みたくなる人も少なくありません。

別の大学に通いたくなったり、自分の専門分野とは別に興味のあるものが見つかったりなど、新しい夢のために大学をやめることがあります。

3.4 就職・起業

在学中に就職したり、起業したために、大学を中退する人もいるようです。

有名な例として、実業家の堀江貴文氏は在学中に起業し、経営がうまくいったために、大学を通う必要がないと判断し、中退しています。

4.大学中退の手続きについて

大学中退の手続きに関しても疑問に答えていきます。

よくある質問が多いので、中退を考えている人は知っておいてください。

4.1 「退学届」はどこでもらう?

大学の学生課から退学届を受け取ります。

退学届には自分の名前や住所、退学理由などを記入します。

また、ほとんどの場合、保護者の印鑑が必要になります。

4.2 面接がある場合もある

多くの大学では、退学届の提出後に大学の先生との面接を行います。

面接では、退学理由やその後の将来設計などを非常に事細かに聞かれます。

もちろん、大学にとっても安易に退学されてしまっては困るので、聞かれたことにしっかりと答えられなければ強く反対されることが多いです。

きちんと受け答えできるよう、しっかりと言葉をまとめておくようにしましょう。

4.3 受理されるまでの期間は?

退学届を提出してから受理されるまでの期間は、二週間から一ヶ月ほどです。

退学を承認するか審議が行われるため、時間がかかってしまいます。

就職の際に退学証明書が必要な場合は、早めに手続きを行うようにしましょう。

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5.大学中退のメリット

中退はマイナスのイメージが多いですが、メリットもあります。

  • 自由な時間ができる
  • 学費がかからない

5.1 自由な時間ができる

大学に通っていると、授業や課題に追われ、自分のやりたいことが思うようにできなくなることも。

卒業のためとはいえ、本当に意味があるのかわからない授業を受け続けることに疑問を持つ人は多いでしょう。

大学を中退することで自分のやりたいことが真剣にやれるという人もいるはずです。

5.2 学費がかからない

当然のことながら、大学を中退すると、今後の学費を払わなくてよくなります。

数十〜数百万という学費が浮くわけなので、それを起業の資金としたり、専門学校に通うお金に充てたりなど、選択肢が大きく広がります。

しかし、今までかかった学費が全て無駄になります。

受験勉強で使ったお金なども含め、今までの努力も無駄になります。

そのため、その覚悟を持って選択しましょう。

6.大学中退のデメリット

大学中退のメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。

  • 就職活動が厳しくなる
  • リスクが高い

6.1 就職活動が厳しくなる

大学中退者にとって何よりも大きな課題となるのが、就職活動です。

企業の採用条件では最終学歴が重視されますので、大学中退となれば内定はとても厳しくなります。

また、面接の際には退学の理由を聞かれるため、しっかりとした受け答えができるよう対策する必要があります。

6.2 リスクが高い

特に将来の見通しも立たないまま突然大学をやめてしまうと、その後の人生で失敗してしまう可能性が高いです。

実際、大学を中退した人でニートになる人は多いです。

中退するのであれば、「自分はこれがやりたいんだ」というはっきりした将来設計を持ってやめるとその後の進路をスムーズにできます。

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7.大学中退後の就職について

大学中退のデメリットとして就職活動が難しいことを紹介しました。

しかし、やり方によっては就職することも可能です。

大学を中退した人の就職については別の記事にまとめています。

この記事でも、いくつか紹介していきます。

7.1 大学中退しても就職できる

大学中退者であっても、資格を獲得して経歴を増やすことで、企業から内定をもらうことは可能です。

もちろん大卒の就活生以上の努力を要しますが、大学中退者が就職するのは決して非現実的ではないことを覚えておきましょう。

7.2 就活では正直に話すこと

大学中退者であるにも関わらず、履歴書に大学卒業と書いたり、面接で嘘をつくのはNGです。

バレた際に自分の信用を失ったり、経歴詐称として有罪になることもあります。

8.大学中退の体験談

ここでは大学中退後の成功した人と後悔した人それぞれの体験談を紹介します。

8.1 大学中退して成功した場合

「大学中退して良かったと思っています。そりゃ学費は無駄になったし、人生の寄り道をした感じはあるけど、中退しなかった人生を想像してみると今の方が楽しいし充実しています。」
引用:大学中退という選択肢、経験者としてはアリ。その後の人生を説明しよう。

大学を中退して、その後の努力で楽しい人生にしていますね。

良くも悪くも中退はなかなかできない経験なので、乗り越えたときにいい思い出になるのでしょう。

8.2 大学中退して後悔した場合

「当時は、自分が働いて家計を支えようと思い、すぐに中退して就職活動をしました。しかし、学歴が大学中退だと就職が思うように進まず、日に日に後悔が大きくなりました。その場の気持ちだけで中退を決めるのではなく、時間をかけて冷静に考えることが大切だと痛感しました。」
引用:大学中退をして後悔する人、後悔しない人の特徴 – 大学中退就職ガイド

この方は、大学を中退して後悔してしまっています。

家計を支えるというのは、親思いでいいことではありますが、自分の人生において家計のために今お金を稼ぐのは大切でしょうか。

よく考えないで中退すると後悔することに繋がります。

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まとめ

大学を辞めたいけれど、将来のことが不安になったり、世間の目が気になったりして、なかなか踏ん切りがつかないという人も多いはずです。

しかし、中退は決して間違った選択ではありませんし、ましてや恥ずかしいことでもありません。

みなさんが真剣に考えて出した結果であれば、必ず素晴らしい人生が待っているはずです。

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