こんにちは!カレッジノート(@collegenoteinfo)です!
大学生の中にはさまざま理由で、大学の中退を選ぶ人もいます。
中退を選んだ人の中には、就職を考える人ももちろんいますが、そうなると、
という人も多いでしょう。
そんな人のために、今回は大学中退の事実を履歴書に書く場合の注意点や知って欲しいことをまとめていきます。
1.大学中退は履歴書に書くと不利?
大学中退後に改めて就職する時の学歴欄には、どのように記入すればいいのか悩みますよね。
大学中退とだけ聞くとネガティブな印象を持たれがちですが、大学中退であることを履歴書に書くと不利になってしまうかというと、それは違います。
大学中退の理由を知ったらそんな印象が変わることもありますし、中退後のエピソードがそんな印象を打ち消してくれることもあります。
では、大学中退が就活ではどう捉えられているのか3つ紹介します。
- 中退を理由に落とされることはない
- 年間にこんなにも中退者はいる
- 理由とその後を説明できれば良い
1.1 中退を理由に落とされることはない
面接とは書類ではなく、その人の人となりを見るものです。
履歴書に書かれた経歴が中退だからという理由だけで、面接で落とすということはありません。
たとえネガティブな情報が履歴書にあっても、直接話したその人のポジティブな印象が上回れば面接は好印象で終わります。
中退という部分だけに注目することは決してありませんので、気にしすぎないようにしましょう。
1.2 年間にこんなにも中退者はいる
平成26年に文部科学省が調査したところ、1年間に全学生数の2.65%の7万9311人が大学を中退しているという結果が報告されました。
中退にいたった理由は様々だとは思いますが、人数に対する印象としては、思ったよりも多いと感じている人が多いのではないでしょうか。
数の問題ではありませんが、中退者は自分だけだと不安に思わなくて大丈夫です。
1.3 理由とその後を説明できれば良い
面接官の質問に、中退という事実だけでなく、中退するに至った理由とその後を自信を持って説明することができれば、説明できたことが高評価につながる可能性だってあります。
履歴書に書かれた内容は、あくまでもその人のことをもっとよく知るための基本情報に過ぎません。
中退という情報は、面接官の目に必ず止まります。
しかし、就職の面接は、お互いがお互いを知ろうとする場です。
あなたの積極性を見せれば、必ず相手も応えてくれます。
2.大学中退の履歴書の書き方
いざ履歴書を書くとなると、大学中退についてどのように書けばいいのでしょうか。
ただ大学中退の事実だけを書くのではなく、中退の理由や中退後のエピソードを履歴書に盛り込むとしたらどこにどのように書くのがよいのか、具体的な書き方も以下でご紹介します。
- 正直に書くこと
- ネガティブに書かないこと
- その後の活動を書くこと
- 具体的な「大学中退」の書き方
2.1 正直に書くこと
まず、何も偽ることなくそのままを書きましょう。
隠したり偽ったりしても事実は変わりません。
逆にその姿勢を疑われ、学歴詐称に問われる可能性もあります。
また、大学に入学していることで、一定の学力を証明することになりますし、高卒と大学中退だと入社後の昇進限度が異なる企業もあります。
どんな理由であれ、大学中退はあなたの学歴として自分がしっかり受け止めて、記入するべき項目は漏らすことなく記入しましょう。
2.2 ネガティブに書かないこと
就職するという前向きな一歩を踏み出そうとしているのですから、ネガティブな内容だけでなく、中退した理由を自分でしっかり振り返って、中退後に努力した内容等を盛り込むといいでしょう。
中退する理由が、夢に向かうためのものだったり、経済的な理由などのしかたないものばかりではありません。
しかし、「中退してしまったから」と自分でそのことをネガティブにとらえて、履歴書にもネガティブに書く必要なんてないのです。
2.3 その後の活動を書くこと
中退した後に本来なら大学に通っていた時間をどのように過ごしていたのかを履歴書に書きましょう。
面接担当者は実はこの部分を一番知りたいのです。
学歴も人を測る一つの物差しですが、その人の人となりを合わせて初めて意味を持ちます。
中退後から現在のことを振り返って、履歴書に記入できるエピソードを見つけておきましょう。
2.4 具体的な「大学中退」の書き方
では、具体的に大学中退を履歴書に記入する例をご紹介します。
まず、履歴書の学歴の欄には中学校の卒業以降の学歴を記入するのが一般的です。
大学中退の場合、
〇〇大学△△学部▢▢学科 中途退学
と記入し、同じ学歴欄の次の行に、中途退学した理由を記入するといいでしょう。
仕方のない理由や、意欲を持って中退している場合は、「経済的な理由」や「進路変更のため」「就業希望のため」などを記入しましょう。
「単位を落としたから」「馴染めなかったから」などが中退の理由の場合は、あえて理由は記入せずに「一身上の都合により退学」としておいた方がいいでしょう。
その下に中退後に特に努力した内容や、エピソードを書くと効果的です。
3.中退について面接で質問された時の対処法
大学中退の経歴について、面接官が質問しないことはないでしょう。
質問されることがわかっている内容なのだから、質問された時にどう答えるのがよいのか、事前に準備しておくことが肝心です。
どのようなことに気を付けて、返答をシミュレーションしておくべきなのでしょうか。
次に対処法を3つ紹介いたします。
- 嘘はつかない
- うろたえずに答える
- 中退について話す場数を踏む
3.1 嘘はつかない
中退について質問された時、その事実だけを伝えるのではなく、中退にいたった理由やその後のエピソードを必ず一緒に話すようにしましょう。
その時、創作したエピソードを話すことは絶対にやめましょう。
面接官はあなたのことを知りたがっているのです。
あなたのことを知りたがっている人に嘘はつかず、必ず正直に答えましょう。
そこから話が膨らんで興味を持ってもらえれば大成功です。
3.2 うろたえずに答える
どんな人でも面接では自信を持って受け答えをしなければいけません。
「中退だから」と考えずに自信を持って答えましょう。
ただでさえ緊張する面接の場面で、うろたえずに中退についての質問に答えるには、心の準備が必要です。
中退について聞かれなかったらいいな、という甘い幻想は捨てましょう。
先にもお伝えしましたが、話を掘り下げてその人の人となりを見るには、中退というキーワードを面接官が避けて通るはずがありません。
中退という事実を後ろめたく感じているのなら、その意識を変えるように普段から自分で自分に言い聞かせましょう。
3.3 中退について話す場数を踏む
まず手始めに家族や友人に模擬面接をしてもらうといいでしょう。
中退を後ろめたく感じているなら、その事実を口に出したことがほとんどないのではありませんか?
実はネガティブな体験でも、人に話す機会を作ることで、だんだんと自分の一部としてその事実を受け入れることができるようになります。
言葉に出してみてどんどん考えがまとまっていくこともよくあることです。
ぜひ中退について話す機会を増やしましょう。
まとめ
大学中退の履歴書の書き方や、面接への準備についてご紹介しました。
中退をどう履歴書に書けばいいのかと悩んでいるあなたは、きっと中退をネガティブに捉えているのではありませんか?
中退という経歴をネガティブなだけのものにしてしまうのかは、あなたの就職に対する姿勢しだいです。
どうか面接では自信を持って、自分という人となりを知ってもらうようにしてください。
そんな積極的なあなたに面接官側もきっと応えてくれます。
あなたの就活が実り多きものになりますように。