こんにちは!カレッジノート(@collegenoteinfo)です!
大学生にとって夏休みは待ちに待ったバカンスです。
と思っている人もいると思いますが、そんな大学生の元にやってくる「課題」の2文字…。
今回は、大学生の夏休みの課題について解説していきます!
1.大学生は夏休みの課題があるの?
高校までの夏休みといえば、大量の宿題を出されて休み中もかなり苦戦した、という方も多いかもしれません。
と考えていた学生もいるかと思いますが、大学生の中にも、夏休み期間中にこなさなければならない課題がある人がいます。
以下は夏休みの課題状況の調査結果です。
夏休みに課題はありますか?
・ある 172人(42.7%)
・ない 231人(57.3%)
と、およそ半数ほど課題がある大学生がいます。
課題が全くない、という学生がいる一方で、大学生でもやはり、夏休みに課題がある、という学生もいるということです。
2.大学生の夏休みの課題の量はどれくらい?
平均して1ヶ月半から2ヶ月といわれる大学生の夏休み期間ですが、期間が長いということは、課題も多いのかもと不安になる学生もいるでしょう。
結論から言うと、大学生の課題の多くは、どれだけのクオリティを自分に課すか、というところがポイントになります。
例えば、同じ課題として与えられたレポートでも、最低条件があっても枚数の上限がない場合などもあります。すると、ミニマムで済ませる学生もいれば、関心のある分野なのでリサーチに時間をかけるという学生もいます。
しかし、最低条件であれば高校生に比べると随分少なく、夏休み最後の1日で終わらせることもできる量である学部や学科も多いです。
2.1 課題の量と履修科目や内容によっても変わる
夏休みの課題の量は、履修している科目や内容によっても変わります。
例えば、必要最低限の科目のみ取っている学生と、資格取得のための講義を履修している学生などとでは、課題の量が変わります。
また、科目数が多くても課題のない科目ばかりだと、ほとんど夏休みに課題は出ないということもありえます。
結局、担当する先生の気分次第なので、先輩にあらかじめ課題を出す先生なのかどうか聞いておくといいでしょう。
2.2 学部など研究分野によっても違う?
また、学部や研究分野によっても課題の量は変わってきます。
理系の学部は多い傾向にあり、文系の学部は比較的少ない傾向にあります。
大学は、高校までとは違い、学部や学科、研究室など、専門分野に別れて学びます。
研究内容によっては「夏休み中も研究室に入り浸る」という学生もいますし、逆に課題もほとんどなく、夏休み期間を過ごす学生もいます。
3.例えばどんな課題が出るの?
それでは、具体的にどのような課題が出るかについて、ここでは4つ紹介します。
- レポートや感想文
- 制作物
- 研究の準備
- コンペなどへの応募
3.1 レポートや感想文
小中で読書感想文を経験した人もいるかと思いますが、引き続き、レポート類が課題となることはよくあります。
有名な人物の創立した大学などでは、創立者の書いた著作についてのレポートや感想文が課されることもありますし、ほかにも講義内容から派生した内容でのレポートの提出は、課題の中ではオーソドックスなものといえます。
また、感想文では感想、つまり自分の感じたことを書くため、少しくらい長くても書ける、という人もいますが、レポート類の多くは、論文のように、理論と考察など、感情ではなく事実を述べなければならないものが多く含まれます。
このようなレポート類では、調べ学習を行い、論旨をまとめ、順序よく書いていく必要があるため、苦手な人にとっては時間のかかる課題となりかねません。
3.2 制作物
芸術系の学部を中心に多いのが、テーマなどを与えられ、制作をしなさい、という課題です。
前期の講義で座学的なことを学び、夏休みに制作をさせ、後期にさらに実技的な部分を教えたい、と夏休み期間を休暇でなく制作期間のように考えている教授もいます。
夏休みは期間が長いため、制作に当てる時間を日頃より長く取れる人が多いはずです。
しかし、中には学外での活動をしていたり、インターンに行っていたり、バイトに没頭する学生もいるため、そういった忙しい学生には時間が足りない、と感じさせる課題と言えます。
せっかくの夏休みなのに、と感じる学生も多いかもしれませんが、学びたい分野についてもっとも積極的に時間が取れるのは学生時代でしょうから、遊びやほかの活動と両立して、妥協しない制作ができるといいですね。
3.3 研究の準備
理系文系問わず、専門に学ぶ研究への準備のための課題は多くあります。
こういった課題では、結果を残すことや、提出を求められること以前に、自主性を求められること多いです。
具体的には、専門分野の「○○」について後期以降、取り上げます、というときに、「○○」についての基礎知識をある程度調べておくことが望まれる、ということです。
また、ゼミが始まっており、後期に本格的に学ぶ研究のための準備期間として、夏休みにも足繁く研究室に通う学生もいます。
3.4 コンペなどへの応募
夏休みの課題として、コンペへの応募を求められることもあります。
たとえば、広告の分野を学んでいるとして、冬に締め切りのコンペに向けて、草案を作りなさい、という課題が出ます。夏休み期間いっぱいをかけて作り上げ、後期の講義の中でブラッシュアップし、その講義を履修している学生全員で応募する、といった形です。
制作物の一つとしても捉えられますが、学内・学外問わず、公の評価対象になる、という点が違います。
このようなコンペでの実績が、のちに就職するときに強みにもなります。
デザイン、広告、ビジネスプランニングなど、さまざまな分野で行われていますが、どれも、専門的な職業に結びついた学問である、ということが言えます。
優れた応募作品には賞が与えられたり、学生のうちに仕事を受ける、という人もいます。
4.課題以外に夏休みに求められること
また、最後に、「課題以外に求められること」として、大学生が夏休みのうちにやっておきたいことについて2つ紹介します。
それぞれの教授から出される課題のほかに、大学生が夏休みにやっておくよう大学から求められることです。
- 学外活動
- 就職のための活動
①学外活動
夏休みに学外活動を推奨している大学も多くあります。
学外活動といっても、海外旅行へ出かけたり、ボランティアスタッフを引き受けたり、アルバイトも立派な学外活動です。
この他にも、教授とともに学外での社会活動に参加する、というものもあります。興味のある研究室の掲示板を見ておくと、実用的な情報が手に入りやすくなるので、普段から注意しておくといいですよ。
研究課題のみに没頭するのも素晴らしい時間の過ごし方ですが、ときには学外活動にチャレンジしてみましょう。
②就職のための活動
また、主に大学3年生ですが、就職のための活動を推奨されます。
「インターンに行く」、「企業研究をする」、というのも大事な就職活動ですが、この他に、持っていると有利な資格の取得なども当てはまります。
また、そもそも自分のやりたい職業が見つかっていない人は、自己分析を行うのもいいでしょう。
まとめ
以上、大学生の夏休みの課題についてまとめました。
課題がない学生も多数いる反面、課題がある学生も半数ほどを占めています。
ない方がいい、と感じる学生が多いかもしれませんが、関心のある分野を集中して学べる時間を持てるのは、人生の中でも大学時代に集約される、と言っていいほどです。
プライベートとのバランスも取りつつ、課題に取り組む時間も確保して、濃密な夏休みを楽しんでください。